短絡的な考えと多面的な考察による考え
国内の死亡者が21年度は増加したとのことで、その原因としてワクチン接種が上がっていました。とは言え、情報元も定かではないですし、明らかに短絡的な考えだと思います。
一方で、コロナウィルスでの死亡者数自体は日頃のニュースにあるように、国全体の死亡要因と比較すれば少ないことは明らかですが、一方でちょうどワクチン接種が開始した時点での増加はどのような要因があると考えるかを考えてみたいと思います。
考察1:人口動態的にたまたま
毎年多少の増減があり、20年度がたまたま少なく、21年度がたまたま多かった。
おそらく日本の人口ピラミッドからして、死亡者は増加のトレンドとなると思いますので、増えたこと自体に驚く必要はないように思います。
考察2:そもそも情報が嘘
これは見ていないのであまり言及しません。
総務省とかがちゃんと情報を出しているような気がします。陰謀論として国の出す情報が嘘という話もありますが、逆にだとして、それ以上に信憑性がある情報とは何なのかまで考えるべきでしょう。
医者が信用できない人が謎の占い師を信頼することはよくある話ですが。
考察3:病院逼迫の影響
まともそうに感じる考察ではありますが、国内のような巨大なレベルでそうなのかは微妙なところです。
単純に病床の逼迫による手術の後回しだけではないでしょう。そもそも危険な人がいればそれなりの医療は適用すると思いますし。
そういったハード面だけではなく、病院全体の士気のようなソフト面も影響するような気もします。
考察4:制限のある生活の影響
コロナ禍の抑うつ的な状況は病院だけではなく、一般の人にも影響していると考えるのが妥当でしょう。最初の数年は耐えられるが、それ以上になってくると流石に精神的なダメージが強くなってくる可能性があるかもしれません。
戦時下など過去の歴史でも、国レベルで大きなストレスに陥ったときには、直接的な理由以外でも生命に影響を及ぼしていると考えます。そして、その抑うつの状況によって影響が出る速さは異なることも容易に想像できます。(戦争なら1ヶ月もすれば辛いでしょうし、今のような娯楽がある程度許された状況下であれば多少は持つかもしれません)当然、人によって異なるでしょうけど。
また、ストレスだけではなく運動不足による体力の低下も、中長期的に見たときの影響として考えられるかもしれません。
ぱっと30minほどでこのくらいは思いつくので、国内レベルの統計に対して短絡的な考察はせずに多面的なことを考えたほうがいいかなと思います。